きょう栃木県那珂川町で行われたギネス世界記録の公式認定証の授与式。世界最高齢の現役理容師として認定されたのは、108歳の箱石シツイさん。この道90年、いまも現役で地元の人たちの髪をカットしている箱石さん。これまで波瀾万丈の人生を歩んできた。14歳のころ、理容師を目指し栃木から上京。東京で店を開いたが、太平洋戦争で店も夫も失った。その後、ふるさとの栃木に戻り小さな理容店を開業。はさみ一つで2人の子どもを育てあげた。戦前から理容師として腕を振るい続けた箱石さん。その功績から4年前には東京オリンピックの聖火ランナーを104歳で務めた。きょうの授与式、2人の子どもも駆け付け、母親を祝福。毎日の散歩に加え、自己流の体操で健康を維持しているんだそう。授与式の後自宅を訪ねると知人が駆けつけ偉業を祝福していた。20代の頃から使い続けいているハサミは研ぐなど手入れをする度にすり減り刃が短くなっている。箱石シツイさんは今後の目標として110歳まで頑張りたいと話した。