今年に入り、タレントやプロ野球選手らが書類送検されるなど社会問題にもなっているオンラインカジノ。きのう規制を強化するための改正法が参議院本会議で可決・成立した。改正法ではオンラインカジノサイトやアプリの開設・運営を違法とする他、オンラインカジノに誘導する広告やSNSでの宣伝の投稿も違法に。これによりSNS事業者などに削除要請が可能になり、広告や宣伝が減少する効果が見込まれるという。約5年前からオンラインカジノを利用していたという男性は「でこでもできちゃう。僕の場合は仕事中でもやっていたので」などコメント。違法の認識は持っていなかったという男性、負けた金額は2日で500万円失ったことも。消費者金融だけでなく、友人や家族からも金を借りるようになり妻や子どもが家を出たこともあったという。ギャンブル依存症と診断され、今は回復施設に入っているという。男性はいま伝えたいこととして「負けるスピードも速いし、つむスピードも速い。人生を詰んじゃうスピードも。だから絶対手を出してはいけない」などコメント。警察庁によるとオンラインカジノにハマった人の4割が違法だと思っていなかったという。さらに6割の人が依存性を自覚していたのだそう。