人類最古の文明の1つエジプト古代文明の象徴とも言えるのがギザの3大ピラミッド。4500年前この地を支配した王族が親子3代に渡って建設した巨大ピラミッド。中でも最大の大きさを誇るのが今回透視調査が行われたクフ王の大ピラミッド。圧倒的な富と権勢で古代エジプトに君臨したクフ王。高さ147mのピラミッドには長年考古学者たちを悩ませ続けてきた大いなる謎が秘められている。大ピラミッドは建造当時真っ白な化粧石に覆われていた。入り口はなく完全に封印されていたと考えられている。現在北側斜面にある入口は後の世に財宝を狙って掘り進められた盗堀口。狭い通路の先には大回廊が広がっている。高さ8m全長47m。日本がまだ縄文時代だった時に古代エジプト人はこの荘厳な空間を作り上げた。そして大回廊の先に大ピラミッドの謎が。後世の人によって王の間と名づけられた部屋の奥には棺のようなものが置かれている。しかしここからクフ王の遺品などは見つかっていない。盗賊の仕業なのだろうか。そうではなく大ピラミッドのどこかに隠された部屋がありクフ王が今も眠っているのではないかという説も長年語り継がれてきた。