トランプ大統領は1日、「FRBのクグラー理事が辞めたのと同様にパウエル議長も辞任すべき」と自身のSNSに投稿。雇用統計を受け、FRBへの圧力をさらに強めた形。この他、金融政策運営に対しFRB執行部の一部から異例の声明が出された。7月のFOMCで利下げ見送りに反対したボウマン副議長は発表した声明の中で「労働市場は活力を失い、ぜい弱性が増している兆しがある」と指摘。また、同じく利下げを主張するウォラー理事も声明を出し、その中で「様子見の姿勢は慎重すぎる」とした上で、金融政策が後手に回る可能性があると警鐘を鳴らした。
