第2次トランプ政権は大統領への取材をめぐり一部メディアへの対立姿勢を強めている。CNNによるとこれまで大統領専用機エアフォースワンや大統領執務室での代表取材についてホワイトハウス記者会が報道機関を決定してきたという。それを25日ホワイトハウスのレビット報道官は「これからはホワイトハウス側が選別する」と表明。また「新しい声も歓迎する」として新興メディアなどにも取材の機会を与えるとしている。そして翌26日に行われたトランプ政権発足後初の閣議、ロイター通信によるとつねに代表取材に加わっていたロイター通信・AP通信などの取材を許可しなかったという。そしてCNNは最も注目すべきとしてトランプ氏を強く支持する保守系メディア「ニュースマックス」「ザ・ブレイズ」に取材を許可したという。今回のホワイトハウスの発表に対しロイター通信、AP通信、ブルームバーグは編集幹部が抗議する共同声明。ホワイトハウス記者会代表の声明を紹介(CNNから)。ニューヨーク・タイムズ紙記者は「プーチン支配の初期にモスクワ特派員だった経験からクレムリンが報道陣を掌握し、従順な記者だけに取材を許可していたことを思い起こさせる」から。TVプロデューサー・デーブスペクターさんは「一番やっていけないこと」などコメント。脳科学者・中野信子さんは「いままでの政治のあり方に経済原理によって覆されていくという革命的なことがこれから起きるのか、見守りたい感じはする」などスタジオコメント。