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「クローラー」 のテレビ露出情報

標高3100mにある富士山八合目富士吉田救護所。入山規制により”弾丸登山”は減ったが、体調不良やケガで救護所に駆け込む登山者は後を絶たない。24時間登山者の命を守る雲の上の救護所に密着となる。8合目の標高3100mになると体長の急変やけがなどのリスクが高くなり、午前8時に取材を始めた矢先1人の男性が披露と脱水によるけいれんを起こしていた。そこで漢方薬を処方され、およそ30分ほど休息を取ると上を目指し救護所を後にした。午前8時半過ぎに救護所に駆け込んできたのはひたいをケガしており、重症ではないものの縫合手術で応急処置となった。そして15分後には上へ上がっていくとのことだった。富士山八合目富士吉田救護所では開山期間中に山梨県など医療機関の医師らが24時間体制で救護にあたっているという。夜10時に救護所に来たのは小学生の男の子と父親であった。健康な人の血中酸素飽和度は96~99%といわれるが、男の子の血中酸素飽和度は70%台までに低下し意識障害なども起こりうる危険な状態になっていた。原因の1つは空気の薄さで標高3100m付近では気圧の低下によって空気が薄くなり、体内に取り込める酸素の量が大幅に減少して頭痛や吐き気など高山病の症状が現れることもあるという。すぐに酸素吸入の措置が行われ男の子は次第に回復していった。そして翌朝、男の子は無事に下山していった。しかし中には中国人の男女が深夜に訪れ男性が訴えたのはドライアイであり、男性は目薬を受け取り救護所を後にしていった。救護所で処方される薬などは無料だが登山中のケガや病気だけでなく、軽い体調不良にも対応していた。また救護所の診療費はボランティアのため無料となっていた。
薬代などは通行料や協力金等で負担され、医師らはボランティアで救護にあたっているという。そんな救護所のスタッフはやって来る人以外にも現場からの救護要請にも対応しなければならない。午前8時に救護所にかかってきたのはけがをした登山者からのSOSだった。一刻を争う事態に医師らを現場へ運ぶのはクローラーという運搬車である。このクローラーが6~8合目に3台配備されており、緊急搬送が必要な登山者などに使用されることとなる。下山道を登り急いで負傷者の元へ行くと、夫婦で富士登山ツアーに参加して8合目で一泊し頂上まで登頂したが下山中に足を負傷した女性がいた。クローラーによる緊急搬送は医療従事者が必要と判断した場合のみ使用でき、費用は1回4~5万円で登山者負担になるという。女性は自立下山できずに搬送され、病院で足の骨折が判明した。一方で深刻な問題となっているのがヘリコプターによる遭難救助である。中国人登山者は今年の閉山期間中に2度救助されるが1度目は高山病の症状を訴え防災ヘリが出動し、2度目はなんと4日後に山頂付近に携帯を忘れたと再び富士山を登ったがまた体調を崩して今度は山岳非難救助隊に救助されたという。こうした救助の際、問題となるのはヘリコプターの出動費用で防災ヘリは燃料費などを含めると1回の出動で40万円ほどかかる場合もあるとのこと。また消防組織法などに基づく救助活動と位置付けられており、登山者ではなく自治体が負担となっている。

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