与野党で議論が進む物価高対策について。8人家族の高根さん一家を取材した。夫の健志郎さんは運送会社勤務。妻の愛さんも平日は朝8時~夜6時まで会社勤め。共働きで月収は約55万円。2年前に40年ローンで4LDKの一軒家を購入し、月々の支払いは16万円だという。月の水道光熱費は平均して3万円。日々節約しているというが、2年前から約5000円値上がりしているという。食材の買い物は週4回ほどで食費は約10万円。物価高騰で2年前から2万円以上上がったという。食費を圧迫するのはお米で、米代だけで月に1万5000円以上使うという。そして買い物の回数を減らすために安価で長期保存できる冷凍食品を活用しているとのこと。高根家の月の収入は夫婦の月収55万円に児童手当を合わせた69万円。一方の支出は約68万円で生活はギリギリだという。食料品の消費税が0%になった場合、高根家では年間約9万6000円が浮く計算になる。現金給付なら計28万円の給付になる。高根さん夫婦は「給付だと一月でなくなっちゃう。先々のことを考えたら減税が実用的。一番は両方やってもらうこと」などと話した。
住所: 東京都江東区大島