世界の美食が注目するグルメサイトで6年連続No.1審査員に選ばれたのが浜田岳史。浜田は世界中のレストランで年間800食を食べ歩いている。この日は、銀座にあるレストランを訪れた。インド人シェフのシャンタヌ・メヘロトラさんは「食べてもらって改善点を教えてもらって次回に生かしたい」などと話した。浜田は「ぼくは神の舌を持ってるいるわけではない。過去に食べてきたものを自分の中に蓄積して、それと比べる形で料理を判断。自分の好き嫌いで語ってしまったら。自分の好みをみんなに表明しているだけでなんの意味もない」などと話した。浜田のポリシーは料理を残さないこと。夜は中国料理店で9品のコースを予約しているという。これまで浜田が訪ねた料理屋は128の国と地域にある1万軒以上。北朝鮮で冷麺を食べたこともある。全て持っている資源を食、旅に注入している。浜田が美食に目覚めたのはイェール大学に通っていたころ。学生寮の料理が信じられないくらい美味しくなかった。やむをえずしょうがなく外食して食べ歩くようになったという。浜田は「世界中を巡っているのは美味しいものを食べたいからではない。料理は背景にある歴史、文化などすべて一皿に盛り込まれてる総合芸術。そういう意味で料理が好きだし、それを作り出せる料理人にリスペクトを思っている。推し活に近い」などと話した。