トランプ大統領が北極圏や砕氷船自体に高い関心を持っていることは間違いない。トランプ大統領はロシアはもっと多くの砕氷船を持っていると主張し、アメリカも砕氷船を40隻に増やすべきだと訴えている。3月末には砕氷船の製造能力が高いことで知られるフィンランドのストゥブ大統領とゴルフを楽しんだ直後に、SNSで多くの砕氷船を購入したいと意欲を示していた。グリーンランドを取得したいと主張していることも、北極圏への高い関心の表れ。軍艦の建造をめぐってもl課題が山積。納期の遅れが常態化していることや、予算超過が相次いでいることが議会で問題視されている。造船所が十分な労働者を確保できないことも課題。短期的に解決するのは困難だというのが専門家や業界の共通した見方。専門家は中国が造船での圧倒的な存在感を高める中で、アメリカだけでの対応は難しく同盟関係にある国々と造船分野の協力を深めることも重要だと指摘している。