細胞の分化は老いや死につながるメカニズムだが、人類は各専門の細胞を使いすり減らしながら聴覚、視覚など様々な高度な機能を享受してきた。ケンブリッジ大学のサラ・タイヒマン教授によると最近の研究でこれまでよりも多種類の細胞が存在することが判明。これまで一括りにされてきた脳神経細胞は実は3313種類の細胞で構成されていることがわかった。この膨大な数の細胞が人間の意識や感情などを生み出している。タイヒマン教授は「それぞれの細胞そのすべてが力を合わせて働いている。オーケストラが一体となって演奏するように私たちの体もできているのです」と話した。