葬式の際に謝礼として渡されるお布施について、神奈川県仏教会の事務局長をつとめる横溝常之住職が警鐘を鳴らした。内部資料によると僧侶を葬儀会社が手配する場合、直葬を行った場合の費用は10000円でそのうち僧侶にお布施金額として25000円、残りの75000円が葬儀会社の手数料となっていた。葬儀会社の手数料が一律75%に設定されていたことがわかる。横溝住職はお布施が中抜きされていると話した。菩提寺と檀家の関係が薄れる中、僧侶を葬儀会社が手配するケースや僧侶派遣のマッチングアプリが登場するなどお葬式をめぐる状況は変わりつつある。75%が手数料の葬儀会社運営元は合意のもとで成立しているとしている。
