サソリは歴史の長い有毒生物。4億年前からほとんど姿を変えていないと言われている。獲物が少ない砂漠などで確実に獲物を狩るために毒を使う。サソリは毒の中に様々な成分を持つのが特徴で毒のエリート。ヤエヤマサソリは毒は微弱で人間にはほぼ無害。コオロギやバッタの仲間には効果がある。バッタ類だけに効く成分を摘出し農薬に活用できないか京都大学が研究しているという。天敵を倒すという意味で最強の生物がミイデラゴミムシ。比叡山のふもとにある三井寺が名前の由来といわれる。ミイデラゴミムシのお尻からヒドロキノンと過酸化水素を混ぜて化学反応を起こす。カエルが捕食すると口の中でガスを噴出。温度は100℃に達する。毒のため粘膜に炎症を引き起こす。
