ロータリー47士の闘いは、2000年11月7日放送した。昭和42年に発売されたコスモスポーツに搭載されたのがロータリーエンジンで、世界で初めて「夢のエンジン」の実用化に成功した開発物語。難題に挑んだのが山本健一さん率いる開発チームで、所属先のマツダは広島のシンボル的な会社。山本さんも家族を原爆で亡くしていた。開発は難航を極め、エンジンを動かすうちに出来る悪魔の爪跡と呼ばれる傷が致命的だった。メンバーたちの奮闘もあり、ひとつひとつ問題を解決していく。そして、エンジンは10万キロ動き続け、悪魔の爪跡は全くついていない。