数多くのコーヒーチェーンがしのぎを削るニューヨークでは個性派のチェーンが攻勢をしかけている。ブルックリン地区を拠点にする新興チェーンのこだわりは豆の新鮮さ。コロンビアで収穫されたばかりの豆を最短10日でばい煎していることをアピールし、地元客や若者を中心に支持を広げてきた。デヴォシオンコーヒー・スティーブンCEOは「新鮮なコーヒーのとりこになる」などと述べた。スターバックスは業績の低迷から抜け出すためのキーワードを“原点回帰”としている。「サードプレイス」としての魅力を再構築する軸の担い手はバリスタ。ことし、初めてバリスタの腕を競う大会を開催し、8万4,000人以上が参加した。初代チャンピオンに選ばれたのは日本の店舗で働く下出さん。コーヒーへの情熱に加え、接客スキルが高く評価された。下出さんは10月、アメリカの店舗を訪れ、客との“一期一会”を大切にすることを共有した。会社の経営幹部はバリスタの再教育などを通じ競争を勝ち抜くことを目指している。
