イランとイスラエルが事実上の交戦状態に入った。懸念されているのがイランがホルムズ海峡を封鎖する手段に出ること。これまでもイランはイスラエルへのけん制の手段としてホルムズ海峡封鎖をちらつかせてきた。ホルムズ海峡は原油の世界供給量の2割が行き交う世界の原油輸送の大動脈だ。13日にイランがイスラエルを攻撃したことですでに原油の先物価格が急騰しており、前日から10%以上あがっている。このまま1バレル100ドルを超える可能性もある
日本エネルギー経済研究所中東研究センターの堀拔功二研究員によると、ホルムズ海峡の封鎖は国際社会から大きな反発がでるほか、イラン自身も原油を輸出することが不可能になる、封鎖の決断は慎重になるだろうと見ている。ただし、ホルムズ海峡を通過する敵対国の船を拿捕する可能性はあり、このまま対立が激化した場合は封鎖もありうるとしている。ホルムズ海峡が封鎖されても石油の備蓄は8ヶ月分あるため、すぐには不足しないが、原油価格の高騰や電気代の値上げ、アジア市場全体の製造業の停滞で日本経済に影響が及ぶ可能性があるとしている。
日本エネルギー経済研究所中東研究センターの堀拔功二研究員によると、ホルムズ海峡の封鎖は国際社会から大きな反発がでるほか、イラン自身も原油を輸出することが不可能になる、封鎖の決断は慎重になるだろうと見ている。ただし、ホルムズ海峡を通過する敵対国の船を拿捕する可能性はあり、このまま対立が激化した場合は封鎖もありうるとしている。ホルムズ海峡が封鎖されても石油の備蓄は8ヶ月分あるため、すぐには不足しないが、原油価格の高騰や電気代の値上げ、アジア市場全体の製造業の停滞で日本経済に影響が及ぶ可能性があるとしている。