今回、各地の川を一緒に辿っていく千堂あきほは元々自然が大好きだったという。豊かな自然を身近に感じながら家族とともに暮らすため、約15年前に北海道へ移住した。今では北海道の自然の恵みを地元の人たちとともに発信している。最初に訪れたのは斜里川。滝に向かってジャンプするたくさんのサクラマスがいた。斜里川は日本で有数のサクラマス遡上河川。この川で生まれ、一度は海へと下ったサクラマスが産卵のために再び生まれた川へと戻ってきた。滝の高さは約3m。サクラマスの体に対して5倍にもなる。滝を越えたサクラマスは滝から20キロほどの上流部に1ヶ月ほどかけて遡上する。この辺りで湧き出すのは斜里岳から染み出した大量の雪解け水。豊富な湧き水が注ぎ込むため、1年を通して水温と水量が安定している。また、川底には産卵に適した砂利がたくさんある。毎年、約3000匹ものサクラマスが滝に挑んでいると言われる。その中で滝登りに成功するのは1割。
