先週グーグルが年に度の開発者会議を開催し、新たな検索機能「AIモード」の導入を発表した。検索を根本から変える決断に至った背景や、広告事業への影響などピチャイCEOが合同インタビューに応じた。AIモードはキーワードの代わりに会話形式で検索するほか、会話を積み重ねることで個人により最適化された情報を絞り込むことが可能になる。AI検索の普及は利用者の利便性が高まる一方、検索連動型広告が収入の多くを占めるグーグルの収益にマイナスの影響を及ぼす懸念も指摘されている。ピチャイCEOは「広告事業を構築するうえで大事にしている価値はこれまでと変わらない」などと述べ、AI検索時代に合わせ、広告ビジネスをどう発展させていくのか具体的な言及は避けた。鍵を握るのはサブスクリプションビジネスで、ピチャイCEOは「サブスクリプションビジネスの収入があることで、より早く市場に展開できる」などと述べた。