酒税改正で「ビール」の税率が引き下げられる中、今年1月から6月のビールの販売実績は、市場全体で去年の同じ時期と比べて7%増えたと推計されている。3年連続でプラスになるのは発泡酒ができて以降30年間で初めて。第3のビールなども含めた「ビール類」のうち、ビールの構成比は16年ぶりに半数を超えた。「ビール類」の販売数量では、サッポロが1%増えたが、サントリーが5%、キリンが2%、それぞれ減り、アサヒも販売額で1%減った。ビールが好調の一方で、増税した第3のビールが大幅に落ち込んだことなどから、ビール類市場全体としては2%減っている。