岸田総理大臣はフランスと南米訪問を終え、「経済や気候変動など幅広い分野で協力の進展を確認できた」と強調。岸田首相は今後3年間で1000人規模の交流事業を行う方針を示した。中南米が経済的には中国に依存しているという現実を踏まえて「力や威圧ではない信頼に基づく経済関係こそが公正な豊かさに繋がる」と釘を刺した。ブラジル・ルラ大統領との会談でも「理解を得られた」として「すべて差し込めた」と周囲に語った。帰国後は裏金事件を受けて対立が激化する国会が待ち受けている。政治資金規正法改正に向けた合意案が作れるのか、来月の会期末に向け正念場を迎える。