ドジャースの大谷翔平選手は昨日4打数2安打1打点の活躍で、第4打席では飛距離約131m打球速度約168.9kmのソロホームランが出た。前日はドジャースの最速安打186kmを記録している。大谷選手が1塁からホームインしたタイムが、一旦ストップしている中で10秒6である。体調を崩していたのかという質問に対し「みんな決行はやっているので…ここ数日は大分よくなってきた」と答えた。ベッツ選手やフリーマン選手が好調の中プレッシャーがあったかという質問に対し「そこはない。チームに貢献できる状況を作ってくれるのでむしろ助けられている」とし「メンタルを言い訳にしたくないので、そこも含めて技術だと思っている」答えた。ドジャースの今季の成績は、球団史上初となる開幕から9試合連続5得点以上である。
昨日先発だったタイラー・グラスノー投手は去年12月、ドジャースとの入団交渉の際に大谷選手から「あなたのためにホームランを打ちたい」とのビデオメッセージが送られ、グラスノー投手はドジャースに入団したという。大谷選手は昨日宣言通りホームランを打ち、グラスノー投手が今季2勝目となった。
大谷選手の今季第1号ホームランボールをキャッチした女性は、その後すぐ警備員が来てサイン入りキャップ2つとの交換をちらつかせた。ホームランボールはチームの鑑定がないと無価値となり、警備員は持って帰るなら鑑定しないと脅し、女性はホームランボールを交換した。ホームランボールの価値は約1500万円だったのに対し、サイン入りキャップ2つとボールとバットは計約75万円である。ホームランボールをキャッチした夫婦は「お金に困っているわけじゃない。残念だったのは大切にしているチームが交換をせかしてきたこと」と話しており、夫婦は大谷選手に会えないまま帰宅した。大谷選手に記念ボールが渡ったことは満足したが、球団のやり方に納得していない様子だったという。ヤンキースのジャッジ選手がアメリカンリーグの62本を打った時はボールにホログラムシールを貼るなどしメジャーリーグのデータベースに本物だとなされたが、今回はそういうプロセスがあったか警備員が脅しがあった場合、物議を醸し出すとみられる。ジャッジ選手のホームランボールをもらったファンは弁護士などと相談し1ヶ月後にオークションサイトに出し、約1億5000万円から始まり最後は2億2500万円まで価値が上がったという。メジャーリーグで一番高いホームランボールはマグワイアのメジャーリーグ新記録のシーズン70本打った時で、4億5000万円である。