奈良・十津川村はほとんどが森林で野生動物による農作物への被害が切実な問題となっている。狩猟で命と向き合う姉・中垣夏紀さん、妹・中垣十秋さん姉妹に密着した。日本一広い村の十津川村は、村の面積のの約9割が森林。2人は地域の猟師の中でもとびきり若い。高校2年製のときに父がジビエ専門の食肉加工施設を運営し始めたという。街で鹿肉の唐揚げを販売したところ「鹿を殺したらかわいそうでしょう」と言われ、私が猟師になって仕事の大切さを伝えられるようになりたいなどと十秋さんは話した。姉の夏紀さんは3年前に保育士の仕事をやめて猟師の活動を始めた。狩猟で捕らえるのは主にシカやイノシシ。十津川村では以前から鹿や猪などが農作物を食い荒らし住民は頭を悩ませてきた。そうした鳥獣被害を減らしたい、増えすぎた動物を減らし生態系を守りたいと2人は言う。捕獲した動物はジビエ料理などに活用している。猟銃を使うと味が落ちるため基本はわなで生け捕り。
2人は父と共にジビエ専門の店をオープン。奪った命を余すこと無く活用するためにシカなどの肉を調理して提供している。焼いた鹿肉を食べた竹本さんは「ジビエの独特の旨味がぎゅっと詰まっている感じ」などと話した。調理まで全て自分たちで行うからこそ、美味しいお肉を提供できるという。夏紀さんは「ジビエのお肉はマイナスイメージが多いがお肉を食べてもらったときに理解してもらうのが一番うれしいしやりがいでもあります」などと話した。骨は犬用のおやつになり、シカの皮は袴になったりしている。捨てられる事が多い鹿の皮を使って十秋さんが自身の成人式用に作った。夏紀さんは「私達が出来る環境にいるんだったら責任を持ってやろうかって感じですかね」などと話した。自分達の手に余る大きな動物を狩猟するときには父の力を借りているという。2人はシカの皮を財布などの日用品に加工して販売もしている。
2人は父と共にジビエ専門の店をオープン。奪った命を余すこと無く活用するためにシカなどの肉を調理して提供している。焼いた鹿肉を食べた竹本さんは「ジビエの独特の旨味がぎゅっと詰まっている感じ」などと話した。調理まで全て自分たちで行うからこそ、美味しいお肉を提供できるという。夏紀さんは「ジビエのお肉はマイナスイメージが多いがお肉を食べてもらったときに理解してもらうのが一番うれしいしやりがいでもあります」などと話した。骨は犬用のおやつになり、シカの皮は袴になったりしている。捨てられる事が多い鹿の皮を使って十秋さんが自身の成人式用に作った。夏紀さんは「私達が出来る環境にいるんだったら責任を持ってやろうかって感じですかね」などと話した。自分達の手に余る大きな動物を狩猟するときには父の力を借りているという。2人はシカの皮を財布などの日用品に加工して販売もしている。