- 出演者
- 兼清麻美 坂下恵理 塩崎実央
オープニングの挨拶。塩崎アナは蚊に刺されたと話した。
オープニング映像。
梅雨入りを前に、農業用のため池に危険な箇所がないかを点検する県のパトロールが始まった。山口市阿知須では老朽化などが進み決壊した場合は下流の住宅などに被害が出るおそれがある長堤池で点検。点検には県や市の職員など約20人が参加し、堤防の傾斜を調べたり、崩れた部分では陥没の深さを測ったりした。きょうの点検では堤防ののり面に侵食がみられたほか、下の部分から若干の漏水が確認され、今後改修工事を行う。県によると山口県の農業用ため池は全国で5番目に多い7500か所余、決壊した場合に大きな被害の出るおそれのある危険ため池は117か所。
県病害虫防除所は毎年県内10か所でわなを仕掛けて越冬したカメムシの数を調べていて、ことしは1か所あたりの平均が96.4匹と平年の4倍を上回り、過去10年間で最も多くなった。県によるとカメムシは例年いまの時期から夏場にかけてビワやナシなどの果汁を吸い実をくぼませたり腐らせたりしていて、先月防府市でビワの果実に飛来しているのを確認。県は今後カメムシが大量に発生して農作物に大きな被害を及ぼすおそれがあるとして先月23日、県内全域に注意報を発表。県は農家に対し、カメムシの飛来状況を定期的に確認し、見つけた場合は速やかに農薬を散布するほか、気温が高くなる6月以降は住宅の外灯などにカメムシが集まっていないか確認するよう呼びかけている。県病害虫防除所は「過去にないほど越冬したカメムシが多く非常に警戒している。山にえさが少なければ畑に向かうおそれがあるのでしっかり対策をしてほしい」としている。
江戸時代から続く植木市が山形市で始まった。薬師祭植木市は400年以上前に山形城主の最上義光が大火に見舞われた城下町に緑を取り戻そうと始めたとされ、日本三大植木市の一つ。山形市の薬師公園と周辺の通りには植木や鉢植え、食べ物などを販売する約370の露店が並んでいる。今月12日の「母の日」を前に色とりどりのカーネーションを並べた店も人気を集めた。薬師祭植木市はあさってまで開催。
身近な川の環境に関心を持ってもらおうと、人吉市を流れる球磨川の支流で地元の小学生が生息する虫などの調査を行った。この調査は人吉市が市内すべての小学校5年生を対象に計画。きのうは東間小学校の40人が球磨川の支流、胸川を訪れ透視度計で透明度を調べたり、川の水のにおいを確認。川に入り石を持ち上げて虫や小さな魚を採取した。子どもたちはとった虫の種類を調べ、その種類から川が快適な水環境にあることなどを参加者に報告した。
NHKニュースサイトから感染症の情報。感染症データと医療健康情報のページでは約20種類の感染症について、感染状況のデータ、予防、対策に関する情報を伝えている。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は主に子どもが感染する細菌性の感染症で、発熱や喉の痛みの他、舌が赤くなったり体に赤い発疹がでたりと言った症状が出ることがある。この感染症は全国的に患者数が増えているところが多くなっていて、去年と比較しても多くなっている。1つの医療機関あたりの平均の患者数が最も多いのは山形県で、警報の基準を上回っていて、山形県では手洗いなどの感染対策を徹底するよう呼びかけている。2番目に多いのは鳥取県、3番目は北海道、4番目の福岡県でも警報を出して警戒を呼びかけている。
福島大学などの研究グループは牛肉の赤身に入るサシの部分に肉の味や香りに関わる「ラクトン」と呼ばれる成分が多く含まれることを突き止め、「肉のおいしさを評価する新しい技術や和牛の品種開発につながる知見だ」としている。牛肉の味や香りに関わる成分を調べたのは福島大学・鹿野仁美研究員の研究グループ。レーザーを当てて物質の中の成分を視覚化できる機器で福島牛の肉を分析したところ分かったという。今回ラクトンが実際の肉の組織中にどのように分布するかが初めて分かった。牛肉の中にどれだけラクトンが含有しているか画像から測定できる技術の開発に繋がるとしていて、より味や香りの良い和牛品種の開発にも役立てられる可能性があるとしている。鹿野研究員が「ラクトンを検出することで福島牛の甘い香りを正しく評価していける。ブランド化向上に向けて活用できたらいい」などコメントした。
吉野ヶ里遺跡で「謎のエリア」と呼ばれてきた区域での発掘調査で貴重な発見が相次いだ。吉野ヶ里遺跡の「謎のエリア」は歴代の王の墓とされる北墳丘墓の西側にあり、佐賀県が大規模な発掘調査を進めていたが、ことし3月、計画されていた2年間の調査を終えた。その結果弥生時代後期の有力者が埋葬されていたとみられる石棺墓など貴重な発見が相次いだことから、県は当初の計画を延長して今年度も調査を行っていて、きょうから一般にも公開を始めた。調査では石棺墓の見つかった場所の南側の斜面に2つの溝が掘られ、調査員たちがスコップなどで砂や小石を掻き出していた他、深さ40cmほどの発掘現場では甕棺墓が地表に現れていた。一般公開は今月いっぱいまでで、出土品の分析などのため、一時休止した後、今年秋から発掘を再開するという。
佐賀県は新年度のスタートから1か月がたった5月は気が緩みがちになるとして「自転車の交通ルールの順守とマナー意識の向上を図る期間」と定めている。これを受けて佐賀市内の交通量や人通りが多い通学路や交差点あわせて8か所で街頭指導が実施され、天神橋交差点付近では警察官や交通安全指導員など約30人が指導にあたった。そして、自転車で通勤や通学をしている人たちに交通安全を呼びかけるチラシを配ったり「スマホを見ながらの運転禁止」などと書かれたパネルを掲げたりして、交通ルールやマナーを守るよう呼びかけた。警察によると今年県内で起きた自転車に関係する事故の件数は3月末時点で76件と、前年同時期比20件下回っているという。石上交通課長は「自転車も車の仲間。ルールは、事故を防止する上でも守っていただきたい」などとコメントした。
奈良・十津川村はほとんどが森林で野生動物による農作物への被害が切実な問題となっている。狩猟で命と向き合う姉・中垣夏紀さん、妹・中垣十秋さん姉妹に密着した。日本一広い村の十津川村は、村の面積のの約9割が森林。2人は地域の猟師の中でもとびきり若い。高校2年製のときに父がジビエ専門の食肉加工施設を運営し始めたという。街で鹿肉の唐揚げを販売したところ「鹿を殺したらかわいそうでしょう」と言われ、私が猟師になって仕事の大切さを伝えられるようになりたいなどと十秋さんは話した。姉の夏紀さんは3年前に保育士の仕事をやめて猟師の活動を始めた。狩猟で捕らえるのは主にシカやイノシシ。十津川村では以前から鹿や猪などが農作物を食い荒らし住民は頭を悩ませてきた。そうした鳥獣被害を減らしたい、増えすぎた動物を減らし生態系を守りたいと2人は言う。捕獲した動物はジビエ料理などに活用している。猟銃を使うと味が落ちるため基本はわなで生け捕り。
2人は父と共にジビエ専門の店をオープン。奪った命を余すこと無く活用するためにシカなどの肉を調理して提供している。焼いた鹿肉を食べた竹本さんは「ジビエの独特の旨味がぎゅっと詰まっている感じ」などと話した。調理まで全て自分たちで行うからこそ、美味しいお肉を提供できるという。夏紀さんは「ジビエのお肉はマイナスイメージが多いがお肉を食べてもらったときに理解してもらうのが一番うれしいしやりがいでもあります」などと話した。骨は犬用のおやつになり、シカの皮は袴になったりしている。捨てられる事が多い鹿の皮を使って十秋さんが自身の成人式用に作った。夏紀さんは「私達が出来る環境にいるんだったら責任を持ってやろうかって感じですかね」などと話した。自分達の手に余る大きな動物を狩猟するときには父の力を借りているという。2人はシカの皮を財布などの日用品に加工して販売もしている。
今年7月に開幕するパリオリンピック水球男子日本代表に内定している鹿児島市出身・荻原大地選手がきょう、母校・鹿児島南高校を訪れ大会への抱負を語った。荻原大地選手はきょう午前鹿児島南高校を訪れ体育館では全校生徒900人余りが大きな拍手で迎えた。荻原選手は日本体育大学4年の21歳で水球部ではキャプテンを務めている。先月パリ大会の代表に内定した。荻原選手は登壇後「絶対活躍してやろうという決意ができた」などと話した。
大隅半島沖で捕獲された体長約90cmのマンボウが、鹿児島市の「かごしま水族館」にある屋外水路で、期間限定で展示されている。マンボウは今年3月23日大隅半島沖の定置網で捕獲され水族館へ運ばれてきた。普段は水路を行き来して泳いでいて常に姿を見ることはできないが毎日1回の餌の時間になると水面に上がってくる。今日は飼育員が牡蠣を与えると大きな口を開けて食べている様子が見られた。マンボウは海水温が上がるとエサを食べなくなり弱ってしまう恐れがあるため、今月下旬には海に帰す予定。
松山海水浴場の水質調査は松山市の堀江海水浴場で行われ、市の担当者ら3人が、船に乗り込んで海岸から50メートルほど離れた海上に向かった。担当者は海面に油が浮かんでないか目視で確認したり、専用の道具を海に沈めて透明度を調査していた。また大腸菌の数などを検査するため海水を採取した。松山市内の海水浴場の水質調査は、5月15日まであわせて7か所で行われ、海水の水質を詳しく分析したうえで来月、ホームページなどで結果が公表される。松山市環境指導課の中河三千代主査は「シーズン前の調査結果を参考にしてもらい、より安心して海水浴場を楽しんでほしい」などと話した。
愛媛県と県内の市と町に昨年度寄せられた「ふるさと納税」の寄付額が約127億8000万円と過去最高になった。愛媛県は昨年度、県と県内20市町に寄せられたふるさと納税の寄付額の速報値を公表した。総額は約127億8000万円で、前年度より約39億7,000万円増加した。自治体別では八幡浜市約23億1300万円、松山市が約18億6200万円、愛南町約17億6150万円、今治市約17億1700億円。県はふるさと納税の認知度が上がったことや返礼品の特産のかんきつが人気となっていることなどが要因だと分析している。愛媛県地域政策は「ふるさと納税は地域の魅力を発信する有効な手段にもなっている。引き続き寄付額が比較的少ない自治体と連携して、新たな返礼品の開発やPRに取り組んでいきたい」としている。
富山県魚津市にある花の森・天神山ガーデンでは200品種1300株のボタンが見ごろを迎えていて、地元の人たちがボランティアで手入れを続けている。
今月は自転車の安全な利用を推進する「自転車月間」。鳥取市のJR鳥取駅の駐輪場で今朝、警察官などが自転車を利用する人にヘルメットを着用するようチラシを配って呼びかけた。チラシにはヘルメットの着用義務や左側通行をするよう記載がされている。去年、県内で起きた自転車が関係する事故では1人が死亡、95人がけがをしていてこの内ヘルメットを着用していたのは22人にとどまっている。また去年までの10年間に県内でおきた自転車の事故の死傷者1,150人のうち、中学・高校生が291人、65歳以上の高齢者が303人で過半数を占めている。鳥取警察署交通第一課・竹矢秀雄課長は「中高生のヘルメットの着用率が低いので、万が一事故が起きた時のけがのリスクを減らすようお願いしたい」などと話した。
近代看護の発展に力を尽くしたナイチンゲールの誕生日(5月12日)にちなんだ「看護の日」を前に、看護師のさまざまな活動を紹介する催しが、鳥取市の鳥取赤十字病院で開かれた。病院の多目的ホールでは能登半島地震の被災地に派遣された看護師が、避難所で巡回診療を行った様子を写真で紹介したほか、病院を訪れた人たちに段ボールベッドの寝心地を体験してもらうコーナーも設けられた。また体力や認知機能の低下を防ぐ目的で看護師が椅子に座ったままできる「フレイル」予防の体操を教えるコーナーもある。鳥取赤十字病院看護部・妹尾美智代副部長は「患者だけでなく地域の方に看護師がやっていること、看護の現場を伝えたくて看護の日を設けた」などと話した。