近代看護の発展に力を尽くしたナイチンゲールの誕生日(5月12日)にちなんだ「看護の日」を前に、看護師のさまざまな活動を紹介する催しが、鳥取市の鳥取赤十字病院で開かれた。病院の多目的ホールでは能登半島地震の被災地に派遣された看護師が、避難所で巡回診療を行った様子を写真で紹介したほか、病院を訪れた人たちに段ボールベッドの寝心地を体験してもらうコーナーも設けられた。また体力や認知機能の低下を防ぐ目的で看護師が椅子に座ったままできる「フレイル」予防の体操を教えるコーナーもある。鳥取赤十字病院看護部・妹尾美智代副部長は「患者だけでなく地域の方に看護師がやっていること、看護の現場を伝えたくて看護の日を設けた」などと話した。