石破総理大臣は訪問先のラオスで中国・李強首相と就任後、初めて会談。中国による軍事活動活発化など日中関係の課題は山積。石破総理は今回の首脳会談を手始めに、両国関係の改善に取り組みたい考え。石破総理は会談で、福島第一原発の処理水の海洋放出を受け中国が停止した日本産水産物の輸入を早期再開するよう要請。さらに中国・深圳で日本人学校の児童が死亡した事件により、中国で暮らす日本人の不安が急速に高まっていると指摘し、一刻も早い事実解明と日本人の安全の確保を強く求めた。これに対し中国側から事件の再発防止に向けた具体的な内容の言及はなかった。石破総理は韓国・尹錫悦大統領とも会談し、首脳同士が互いの国を訪問し合う「シャトル外交」を継続していくことで一致した。