糸島孝俊さんがスタジオで解説。日経平均予想レンジは3万7500円〜3万8500円。昨夜の米国市場は下落しているが、きのう日本株は大きく下げているため、反動から堅調なスタートを予想。きょうはMSCI定期見通しに伴う1664億円の純資金の流出を控え、大引けにかけて下落を予想。注目ポイントはMSCI定期見通し。MSCI(MSCI All Country World Indes):通称「MSCI ACWI」、グローバル投資家が運用成績の比較対象指標として使用、先進国23カ国と新興国24カ国の大型株と中型株で構成。MSCIの定期見直しは年4回実施、銘柄入れ替え、有働株比率(FIF)変更、株数変更など。MSCIの日本株見直し部分:新規採用・アシックス、除外・シャープ、清水建設、小田急電鉄など15銘柄、浮動株比率変更は17銘柄、株数変更は48銘柄で1664億円の純資金流出予定。「MSCI ACWIの日本株組み入れ比率」「MSCI ACWIの日本株組み入れ銘柄数」のグラフを紹介。糸島さんは「日本株が本格的に上昇するためには、日本株の採用銘柄数が増加して、MSCIに対して日本株の比率が増加することがのぞまれる。MSCI全体に対し日本株が資本コストや株価を意識した経営で大きくアウトパフォームすることを期待したい」とコメントした。