米国・トランプ次期大統領は26日、USTR(米国通商代表部)の代表に、弁護士のジェミソン・グリア氏を起用すると発表した。グリア氏は第1次トランプ政権でUSTR代表の首席補佐官に就任。中国に対する厳しい姿勢で知られ、トランプ氏は声明で「当時、中国に対する関税引き上げで重要な役割を果たした」と紹介した。グリア氏は巨額の貿易赤字の抑制や、製造業の保護などに重点的に取り組むことになるとしている。トランプ氏はまた、経済政策などを大統領に助言する、国家経済会議の委員長に、経済学者のケビン・ハセット氏を起用する人事を発表した。ハセット氏は第1次トランプ政権だった2017年から2019年に、経済諮問委員会の委員長を務めた。