3日間の日程で始まったミュンヘン安全保障会議。演説に立った米国のバンス副大統領は「トランプ政権は欧州の安全保障に高い関心を持っており、ロシアとウクライナの間で合理的な和解に達することができると信じている」と話した。一方、ゼレンスキー大統領は米国とロシアがウクライナにおける戦闘終結へ交渉を開始することで合意したことについて、「どんな決定もウクライナ抜きではありえない。我々の譲れない立場だ」と話した。また、ゼレンスキー大統領は「私はロシア側と会談を行うが相手はプーチン大統領だけだ。トランプ大統領や欧州各国と戦闘終結に向けた共通の計画で合意したあとだけだ」などと強調した。また、バンス副大統領はゼレンスキー大統領と会談に臨み、トランプ政権はウクライナへの軍事支援を継続する条件としてウクライナ国内に豊富にあるとされるレアアースなどの経済権益を確保したい考えを示していて、これについても意見を交わしたものと見られる。