世界を襲ったトランプ関税ショック。きのう日経平均株価は過去3番目となる2600円以上の大幅な値下がりとなったが、きょうは急反発している。取引開始直後から全面高の展開となった東京株式市場。午前の日経平均株価は1894円高い3万3030円で取引を終えている。ベッセント財務長官が「日本に優先交渉権がある」との発言したことなどから、トランプ関税の修正交渉が進むのではとの期待感が広がった他、円高進行が一服したことも追い風となった。また、トランプ大統領がUSスチール買収計画の再審査を指示したことで日本製鉄の株価が大幅に値上がりするなど幅広い銘柄が買い戻されている。まだまだ不透明な展開は続きそうだ。