8/9金曜日。女性として生まれ育ってきたにも関わらず出場資格に疑念があるとの声があがり渦中の人となったアルジェリアのハリフ選手。パリオリンピック・ボクシング女子66キロ級の決勝に挑んだ。論争の発端となったのは2回戦第1ラウンド開始から46秒後にパンチを浴びたイタリアの選手が棄権した。これにイタリア・メローニ首相が、「ハリフ選手のテストステロンのレベルを考えると試合の開始時点で公平ではないことは事実」などと話した。またトランプ氏は、「私は男性を女性スポーツから排除する」と投稿した。イーロン・マスク氏も反応するなど非難が加熱していた。ハリフ選手を巡っては国際ボクシング協会は、「テストステロンの値が高いとして世界選手権への出場資格を剥奪」と述べた。一方、国際オリンピック委員会は「性別はパスポートに基づく」として出場を認めた。激しい打ち合いの末、見事金メダルを獲得したハリフ選手は、「今後こうした誹謗中傷がなくなることを願っている」と話している。松原耕ニは、「国際ボクシング協会は、前に性別検査で彼女たちを不合格にしている。しかし、女性でも男性と同じくらいのテストステロンがある人もいる。明らかにするのはプライベートを犯すことになる場合もある」などと語った。