和歌山県串本町で、民間ロケット「カイロス」が打ち上げられる。午前11時1分~17分の間に打ち上げられる予定。小型人工衛星を積んで民間の発射場から打ち上げられるというのは、日本初となる。地上では見学スペースが2か所設けられている。その一箇所は、廃校となった小学校の敷地が会場となっていて人が集まっている。今回は、インターネットの配信もある。串本町の人口は約1万4000人。国の名勝天然記念物に指定されている橋杭岩など豊かな自然に囲まれた本州最南端の常春の町。ここに約3年前日本初の民間ロケットの発射場が完成。今日打ち上げられるのが、小型固体燃料ロケットのカイロス。国の以来を受け地球を観測する小型人工衛星を宇宙に運ぶ。てがけるのは、ベンチャー企業のスペースワン。契約から打ち上げまで約1年、2029年までに年間20機打ち上げる目標を掲げ、宇宙宅配便を目指している。スペースワンはこれまで、コロナ禍やウクライナ情勢による部品調達の遅れなどが原因で4度の延期をしている。今回ロケット打ち上げに搭載する小型人工衛星は、地表を観測し安全保障や大規模災害の状況を把握するための実証実験が目的。ロケット打ち上げで串本町に期待される経済効果は、10年間で約670億円。地元の海の幸をフライにし串にさした「串シーフードロケット飛カレー」は、3年前から販売している。今週水曜日、地元の小学校ではロケット打ち上げ記念のクッキーが配られた。さらに中学校でも、ペットボトルロケットを作り飛ぶ仕組みを元JAXA職員が教えていた。来月から串本の県立高校に設置される宇宙探求コースの講師。公立高校では初めての宇宙専門コース。高校生のうちから宇宙教育をして宇宙開発の将来を担う人材を沢山育てることが大事だという。串本町役場の庁舎には、ロケットの魅力を伝えるための施設が作られていた。施設は現在工事中で今年の夏一般公開予定。他にも、漫画「宇宙兄弟」とコラボした水などロケットに期待を米た商品が並び、町全体が期待に心を踊らせている。
串本町がロケットの発射場に選ばれた理由は、発射場の南に陸地や島がなく、安全に打ち上げられること・種子島や北海道などと違い、物流ルートを陸続きで構築できること・地元住民の理解などが挙げられる。 実は、日本のロケット打ち上げ回数は世界に比べると遅れを取っている。内閣府によると、去年世界で成功したロケットの打ち上げ回数は過去最高の212回。日本はこの内たった2回。宇宙開発は、国主導形に加え民間も参入する新たなビジネスに変化している。実際に、去年のアメリカのロケット打ち上げ成功回数の約9割はイーロン・マスク氏のスペースXによるもの。宇宙ビジネスの市場規模は、2040年には150兆円規模まで拡大すると見込まれていて、各国が熾烈な宇宙競争を続けている。今回のロケットの打ち上げで、より豊かで安全な暮らしを手にできるようになるという。
串本町がロケットの発射場に選ばれた理由は、発射場の南に陸地や島がなく、安全に打ち上げられること・種子島や北海道などと違い、物流ルートを陸続きで構築できること・地元住民の理解などが挙げられる。 実は、日本のロケット打ち上げ回数は世界に比べると遅れを取っている。内閣府によると、去年世界で成功したロケットの打ち上げ回数は過去最高の212回。日本はこの内たった2回。宇宙開発は、国主導形に加え民間も参入する新たなビジネスに変化している。実際に、去年のアメリカのロケット打ち上げ成功回数の約9割はイーロン・マスク氏のスペースXによるもの。宇宙ビジネスの市場規模は、2040年には150兆円規模まで拡大すると見込まれていて、各国が熾烈な宇宙競争を続けている。今回のロケットの打ち上げで、より豊かで安全な暮らしを手にできるようになるという。