世界最大級の花ともいわれる東南アジア原産のショクダイオオコンニャクが昨夜、宮崎市の植物園で開花し多くの人が見物に訪れた。ショクダイオオコンニャクはインドネシア・スマトラ島原産のサトイモ科の植物で、現地では8年に一度しか花を咲かせないといわれている。宮崎市の宮交ボタニックガーデン青島の温室には8年前から栽培している株があり、きのうの昼ごろ初めての開花が始まった。花の本体を包んでいた赤紫色の仏炎苞が徐々に開いていき、午後7時ごろには高さ2.4メートル幅1メートルを超える巨大な花が姿を現した。花は僅か1日でしぼんでいくということで、開館時間が延長された園内には知らせを聞いた約1000人が訪れた。