政府が放出した備蓄米の店頭での販売が先月下旬から始まったが、全国のスーパーでのコメの平均価格は13週間連続の値上がりとなった。きょう公表された先月24日から30日までの1週間の全国でのスーパーでのコメの平均価格は5キロあたり前の週より10円値上がりした4206円となった。政府が放出した備蓄米は、先月下旬以降主に複数の品種を混ぜたブレンド米として店頭に並んでいる。首都圏にある一部のスーパーでも5キロあたり税込みで3600円から3700円台と全国の平均価格よりも500円程度安く販売されていた。一方、備蓄米以外のコメの多くは5キロあたり税込みで4000円を超える水準で販売されていて、備蓄米が出回るようになったあとも仕入れ価格には大きな変化はないため、値下げするのは難しいという。スーパーマルサンの八木店長は「客が値段が下がったと実感するまでには程遠いと思う。備蓄米を相当出さないと全体相場には影響しないとおもう」などと話した。