コンビニ最大手のセブンイレブンを傘下に持つセブン&アイホールディングスに買収提案を行っているカナダのコンビニ大手「アリマンタシォン・クシュタール」が来日して会見を行った。会見でブシャール会長は「日本が大好き。日本のセブンイレブンはワールドクラス。“2社”が統合すればコンビニ界で真のグローバルチャンピオンになれる」と語る。買収提案が明らかになったのは去年8月。背景の一つには円安、時価総額が低かったことがある。セブン&アイグループはコンビニ以外の多くの事業が業績低迷。セブン&アイがアメリカで展開するコンビニは全米1位の販売網。アリマンタシォン・クシュタールはカナダの大手コンビニで世界に1万6800店舗以上を展開するクシュタールの売上高はセブン&アイとほぼ同規模の約10兆円。アメリカではセブンイレブンに次いで2位の「サークルK」ブランドを経営。記者によると弁当の販売はなく、ホットドッグやスナックが中心。海外企業の買収により、コンビニのサービスは担保されるのか。町内にコンビニが1軒しかない奥多摩町。ここではコンビニが重要なインフラとなっており買収で採算の合わない店舗を潰すことを住民は懸念する。これについてアリマンタシォン・クシュタールは会見でこうしたことに関して否定。災害時の支援拠点となるコンビニだが、有事の際には地域支援を行うことにも地震を見せた。アリマンタシォン・クシュタールは今後も友好的な合意を求め協議を続けるという。