ソウル市内の投票所前から中継。韓国のメディア各社は独自に与野党の獲得議席予測を伝えており、おおむね共に民主党が優勢だと報じている。期日前投票では総選挙として過去最高の投票率を記録している。韓国では去年の出生率が過去最低を更新し、少子化対策が求められている他、格差拡大など国内の課題が山積している。そのためユン大統領の5年の任期中の最初で最後の建設的な議論を期待していたが、相手陣営への誹謗中傷が目立ったなどと記者は話している。来月で残りの任期が3年となるユン大統領の政権運営にとって分岐点となる。与党が国会の主導権を握れなければ政策を進めようとしても野党の抵抗に直面することが予想される。一方外交面ではアメリカとの同盟関係を重視し、北朝鮮に厳しく臨む姿勢は今後も揺るがないと見られる。日本との関係改善についても韓国の専門家は信念に基づいて行われているなどと指摘しており、選挙結果が日韓関係に与える影響は限定的との見方が大勢。