ソニーグループが決算会見を行い、十時裕樹社長は冒頭からエンターテインメント業界における成果を伝える様子が見られた。純利益は1兆1416億円で17.6%増で過去最高を更新しているが、実際にその内容は2012年はゲーム・音楽・映画などのエンタメ事業の割合は26%だったのに対し、2024年度は62%まで増える様子が見られている。一方で、陶琳CFOはアメリカの関税の影響は1000億円程度と言及し、来年3月までの純利益は-12.9%の9300億円と見込んでいる。ソニーGの金融を担うソニーフィナンシャルグループについては独立・分離を進める方針であり、十時社長は最も成長していくために分離という洗濯をしたと言及している。ソニー本体は現在ソニーFGの株を現在は100%保有しているのに対し、80%超を株主に配当して9月29日に東証プライム市場に上場させソニーの保有株は20%未満になるという。これによりエンタメ・半導体事業の成長を加速させる方針。