タイとカンボジアは先月24日以降国境地帯で武力衝突。ASEAN議長国マレーシアなどの仲介で衝突から4日後に無条件の停戦で合意。合意を受け、きのうから両国の国防当局者などによる会議がマレーシアの首都クアラルンプールで始まった。ASEANの当局者によると会議では国境地帯での停戦合意の順守や、停戦を維持するためのASEANによる監視団の派遣などを議論。ただ双方は停戦を維持するための条件や、タイ軍に拘束されているカンボジア軍兵士の引き渡しなどで意見が対立。調整には時間がかかる可能性がある。会議は明後日まで行われ、最終日にアメリカや中国の代表も参加。国防相級の協議も開かれる予定。双方は非難の応酬を続け、停戦の維持に向け、進展あるかが焦点。