北村は手袋を出血したタロとジロの足に履かせると、タロとジロが再び力強く走り出した。そして無事に昭和基地に帰還することができた。
南極観測から1年が経過。第2次越冬隊を乗せた観測船が氷に阻まれ接岸できないため第1次越冬隊が宗谷に向かうことに。犬たちに大好物の肉を数日分与えエサ箱も近くに移動させ首輪を強くはめ昭和基地を離れた。しかし第2次越冬隊は日本に帰ることになった。1958年宗谷は日本へ出発。15頭のカラフト犬は置き去りにされた。北村泰一は第3次越冬隊に志願。1年ぶりに南極大陸へ向かうとタロとジロは生きていた。7頭は首輪につながれたまま遺体で発見され6頭は行方不明だった。
南極観測から1年が経過。第2次越冬隊を乗せた観測船が氷に阻まれ接岸できないため第1次越冬隊が宗谷に向かうことに。犬たちに大好物の肉を数日分与えエサ箱も近くに移動させ首輪を強くはめ昭和基地を離れた。しかし第2次越冬隊は日本に帰ることになった。1958年宗谷は日本へ出発。15頭のカラフト犬は置き去りにされた。北村泰一は第3次越冬隊に志願。1年ぶりに南極大陸へ向かうとタロとジロは生きていた。7頭は首輪につながれたまま遺体で発見され6頭は行方不明だった。