2024年9月8日放送 16:00 - 17:15 テレビ東京

“美しき南極大陸”南極観測隊118日間に完全密着SP
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南極南極地域観測隊昭和基地
“美しき南極大陸”南極観測隊118日間密着SP
南極・昭和基地への航海

2023年11月10日、神奈川県横須賀市から砕氷艦しらせが出港。海上自衛隊に所属し日本で唯一南極観測を支援する砕氷艦。11月25日、オーストラリア・フリマントルに到着。フリマントルは南極へ向かう船の補給拠点で植民地時代の建物が残るレトロで美しい町。南極地域観測隊は国立極地研究所の職員や大学・企業の研究者・技術者などで構成されている。夏隊は夏の2か月半滞在、越冬隊は1年以上滞在する。

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しらせの運航は海上自衛隊が担う。氷を砕いて南極に向かうしらせ。氷の上に積雪がある時は摩擦を減らすために海水を出して雪を溶かして進む。南極にはおよそ800万羽のペンギンがいるとされている。

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日本の南極観測地点「昭和基地」

ヘリで昭和基地へ。昭和基地への来訪者は1年ぶり。昭和基地は南極大陸から約4km離れた島にある。戦後各国が南極観測に乗り出す中敗戦国の日本は不便な場所に拠点を作ることになったという。1956年に日本の南極観測がスタートし1957年に第1次隊によって昭和基地が完成した。第2次隊を乗せた観測船「宗谷」は厚い氷と悪天候に阻まれ基地にはたどり着けず。第1次隊はアメリカ軍の支援を受けて観測船に戻ることができたが、第1次隊が連れてきた15頭のカラフト犬は置き去りにせざるを得なかった。翌年昭和基地へ行った隊員がタロとジロを発見し日本中に大きな反響を呼んだ。

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すぐに基地で使う物資からヘリで輸送する。昭和基地には港がないので氷が厚く安定したところに停泊し、これを接岸と言う。ヘリでは運べない物を輸送する。氷上輸送は凍った海の上を自走して基地へ向かうが、気温が上がる昼間にはできない。この時期は白夜なので夜でも日が沈まないという。

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南極での観測隊の仕事

南極での活動はラジオ体操から始まり、その後各自の作業に入る。生物や自然・海洋の調査研究、基地の運営や建設・メンテナンスなどを行う。南極で一番身近な生き物はペンギン。ペンギンにはGPSロガーやビデオロガーという装置がつけられる。ペンギンは餌をとるために群れを作り、営巣地から平均5.4km離れたところへ向かうことがわかった。営巣地では12月頃に生まれたヒナが育っている。オオトウゾクカモメはペンギンの天敵で鋭いくちばしでひなを襲う。

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南極に生息する魚を研究。南極の魚は浮袋がなく、海底にいる。魚を生きたまま日本に持ち帰る計画もある。また、南極は氷がない所は岩がむき出しで植物が育つ土壌がほとんどない。雪鳥沢は雪解け水が流れ生息する鳥のふんや死骸が栄養分となり苔が生えやすい。

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観測は野外だけではなく昭和基地の中でも行われている。気温・湿度・風向風速を測る「ゾンデ」という機器をつけた気球を上げて観測する。真冬でブリザードが来ても実施し、昭和基地で観測したデータは世界中の気象センターへ送られている。データを送受信する施設を紹介。世界中のアンテナで同じ星からの電波を受信し差を分析することで大陸がどれだけ動いているかを観測する。また、新しい宿舎は9年がかりで建設された。

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つくば市(茨城)八丈島南極昭和基地東京都気象庁稚内(北海道)

管理棟には厨房もある。冷凍庫には肉魚などがあり、食料倉庫には様々なものが並んでいた。水耕栽培で野菜が作られ、グリーンルームのおかげで南極でも新鮮な野菜が食べられる。雪や水たまりの水を溜め込み造水装置で飲料水や生活用水が作られている。越冬隊には広さ4畳半の個室が与えられ寝泊まりをしているという。

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天気が急変!ブリザードの来襲

昭和基地にブリザードが吹き荒れた。風速15m/s以上1km以下で単独外出が禁止、移動はロープ伝いに命綱をかけて行う。ブリザードがおさまり観測隊の活動が再開される。氷河に隣接した池の水位が変化するが川はなくどこから流出しているかを調査した。南極大陸は年間4.8~6.0mm程度動いているという。

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隊員の健康を守る医療隊員

管理棟にある医務室を紹介。たいていのことなら対応できるという。けがや病気がない時、医療隊員は基地を守る活動をしている。基地の中にはバーもある。

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南極昭和基地
”素人集団”が挑む建築現場

そりに乗っていて移動が簡単にできる建物を紹介。昭和基地から大陸内部の観測拠点への移動の時に使われる。

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南極昭和基地
新しい越冬隊への引き継ぎ

越冬交代式が行われた。2024年2月11日、夏隊が昭和基地を後にする。昭和基地に来た頃はしらせの周囲は一面氷だったが、夏の間にすっかり溶けてしまった。途中観測ポイントに立ち寄る。また、トッテン氷河沖で海中を撮影。

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巨大氷河沖の海底の姿

トッテン氷河沖の海底を調査。ウミシダは植物のように見えるがヒトデと同じ棘皮動物の仲間。海底の生き物を観測することで海中の環境を知る手がかりとなる。白瀬氷河沖で100年以上生きるイシサンゴが多数生息していることが確認された。海底の泥は地層のように過去の歴史が刻まれている。

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観測隊 無事にオーストラリアへ

一路はオーストラリアへ。密着115日目、2024年3月18日にフリマントルに戻ってきた。観測隊はフリマントルで下船し空路で日本へ。

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フリマントル(オーストラリア)南極
“美しき南極大陸”南極観測隊118日間密着SP

季節は移り夏。名古屋港水族館では南極から生きたまま持ち帰った魚が飼育されていた。今回南極から持ち帰った魚は2024年秋に一般公開が予定されている。三機工業では昭和基地の機械設備全般を担当し次の隊員となる社員への研修が始まっている。

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