アメリカの半導体大手・エヌビディアが決算を発表。売上高は前年同期比で約3倍、純利益は約14倍で過去最高となった。エヌビディアは5月末時点で、半導体企業としては初となる時価総額1兆ドル超。これまで世界的IT企業はGAFAと呼ばれていたが、ここにきて変化が起きている。専門家によると、マイクロソフト・テスラ・エヌビディアが加わり新たに「MATANA」と呼ばれるようになっている。そんなエヌビディアは動画や画像処理を行う半導体を提供している企業。AIの半導体では世界シェア8割を担っている。こうしたAI向けの半導体需要が世界的に急拡大したことで、売上高・純利益が激増した。エヌビディアのジェンスン・フアンCEOはトレードマークが黒の革ジャン。このスタイルを少なくとも20年以上続けているとのこと。台湾生まれのフアン氏は9歳で渡米。スタンフォード大学などで電気工学を学び、1993年にエヌビディアを創業した。創業から3年でセガサターン向けゲームをPCでも動かせる画像処理半導体を開発・販売。そして近年のAIブームに乗り現在に至る。今後について専門家は「現状ライバルがいないため、当面は一人勝ちが続くのでは」と指摘している。