ソニーグループとホンダが共同出資する「ソニー・ホンダモビリティ」は2020年代後半までにEVを3車種導入する。2025年のセダンを皮切りに2027年にSUV型、2028年以降に普及価格帯の小型車を発売する。車種を拡充する背景にはEV市場の競争反響の変化がある。2010年代はテスラが存在感を高めていたが、2020年代に入り中国・ドイツ・韓国勢などが本格的に参入し、低中価格帯に強い中国の「BYD」なども世界で存在感を強めている。EV市場の低価格競争が強まるなか、手頃感も遡及しながらソニー、ホンダという異業種連合ならではの付加価値を追求し違いを出す狙いだ。(日経電子版)