トランプ前大統領は14日ミルウォーキーに到着したものの、党大会にはまだ姿を現していない。ただトランプ氏はSNSを通じてオハイオ州選出のバンス上院議員を副大統領候補として充てると発表した。バンス上院議員はウクライナ支援に反対しているほか、トランプ前大統領と距離が近く米国ファーストを掲げ、政策面で多くが一致。バンス氏は実は5月下旬にテレビ東京の単独取材に応じ「日本は世界で最も重要な同盟国の1つだ」と答えていた。バンスは元作家でもあり製造業衰退のラストベルトを題材にした著書がベストセラーになっていた。大統領選では選挙の行方を左右する激戦州を中心にトランプ氏の支持層をさらに固める役割が期待されている。トランプ前大統領が狙撃された場所であるペンシルベニア州も激戦州の1つとして重要視されているがここで豊富にとれるのが石油や天然ガスなどのエネルギー資源。その資源を巡り、トランプ前大統領に追い風が吹いている。