道東沖で4月から始まった春サケの定置網漁は今の時期がピークで、このうち釧路町の昆布森漁港ではきょう未明から漁をしていた漁船が午前7時ごろ次々と戻り水揚げを行った。この時期のシロザケは時を知らないという意味からトキシラズと呼ばれ脂がよくのった高級魚として人気の食材だが、ここ数年は水揚げ量が減少しカラフトマスの方が多いという。地元の漁協によるとことしのトキシラズは去年よりは多く水揚げされているものの依然として低調だという。トキシラズはけさは319本水揚げされ高いものは1キロ当たりおよそ6200円と高値をつけている。道東沿岸での春サケ漁は8月中旬ごろまで続く。