高校3年生でジュニアの世界王者になった桃田賢斗選手。その後2019年には国際大会年間最多11度の優勝。約3年間に渡り世界ランキング1位に君臨し続けた。しかし、東京五輪を半年に控えた2020年の1月、交通事故に巻き込まれ全身打撲と顔面裂傷の大怪我。さらには右目の眼窩底を骨折し手術。金メダル最有力と期待された中アクシデントに見舞われた。懸命なリハビリの末、東京五輪に出場したものの結果はまさかの予選リーグ敗退。その後も勝てない日々を過ごしていた桃田選手は当時の心境を陣内キャスターに語っていた。再び世界のトップに立つために桃田選手はその後も懸命にバドミントンと向き合ってきた。それでもパリ五輪代表入りを逃す結果に。“バドミントンが好き”その思いが苦しいときも桃田選手を突き動かしてきた。桃田選手は会見では「(事故について)なんで自分なんだろうと思うこともあった。でも事故のせいにはしたくなかった。それすらはじき帰したかった。その気持ちだけで」などコメント。今後、所属チームの活動は続けるという桃田選手。来週から始まるトマス杯で代表として最後の試合に出場。桃田選手は「(今度の試合は)自分の集大成。貪欲にコートを動き回りたい」などコメント。