銃撃事件のあと再開された激しい選挙戦。トランプ陣営は、民主党の支持が多いとされるヒスパニック系の有権者にも支持を広げようとしている。現地を取材。メキシコとの国境に接する米国南部テキサス州のマッカレンでは毎週末、トランプ前大統領を熱烈に支持する人たちが集まり、道行く人に支持を呼びかけている。参加者の中で目立つのが、ヒスパニック系の人たち。毎週、この活動に参加しているヒスパニック系の女性は、小さなタコス屋を経営。トランプ前大統領を支持する理由の一つが、ここ数年、経営を直撃しているインフレ。トランプ前大統領が大統領だったころに比べると、卵や野菜、小麦粉、燃料費などすべてが高止まりの状態。従業員の賃金も上昇し続けていて、このままでは経営が立ちゆかなくなるという。さらに女性は「バイデン政権が自国民を後回しにして、不法移民の保護のために多額の税金を投入している」と不満を募らせている。生活を切り詰めながら、毎月100ドルをトランプ前大統領に献金し続けている。
伝統的に民主党の支持が多いとされるヒスパニック系の有権者。2020年、前回の大統領選では、米国・バイデン大統領とトランプ前大統領で28ポイントと支持に大きな差があったが、ことし5月の調査では、支持の差は僅か6ポイントに(YouGovの調査)。トランプ前大統領が大きく支持を伸ばしている状況。
米国・トランプ前大統領への献金額も増加。ことし春ごろまでは、バイデン陣営が優位だったが、4月から6月の第2四半期は、トランプ陣営が3億3100万ドルを集め、2億6400万ドルだったバイデン陣営を上回り逆転。こうした現状にトランプ前大統領の側近・エドワードマクマレン元大使は自信を深めている。トランプ政権でスイス大使を務め、今回の選挙戦では戦略立案や資金集めの面から支える人物。マクマレン元大使は「小口の献金が増加していることが、トランプ氏への支持拡大を象徴している」と主張。共和党は党大会で、団結をアピールしているが、トランプ前大統領がこれまでみずからと距離を置いてきた穏健派などの支持を固められるかは分からない。民主党も巻き返しを図ろうとする中、トランプ前大統領があさっての受諾演説で何を語るか注目。
伝統的に民主党の支持が多いとされるヒスパニック系の有権者。2020年、前回の大統領選では、米国・バイデン大統領とトランプ前大統領で28ポイントと支持に大きな差があったが、ことし5月の調査では、支持の差は僅か6ポイントに(YouGovの調査)。トランプ前大統領が大きく支持を伸ばしている状況。
米国・トランプ前大統領への献金額も増加。ことし春ごろまでは、バイデン陣営が優位だったが、4月から6月の第2四半期は、トランプ陣営が3億3100万ドルを集め、2億6400万ドルだったバイデン陣営を上回り逆転。こうした現状にトランプ前大統領の側近・エドワードマクマレン元大使は自信を深めている。トランプ政権でスイス大使を務め、今回の選挙戦では戦略立案や資金集めの面から支える人物。マクマレン元大使は「小口の献金が増加していることが、トランプ氏への支持拡大を象徴している」と主張。共和党は党大会で、団結をアピールしているが、トランプ前大統領がこれまでみずからと距離を置いてきた穏健派などの支持を固められるかは分からない。民主党も巻き返しを図ろうとする中、トランプ前大統領があさっての受諾演説で何を語るか注目。