日本時間今日未明、ゴシック建築の傑作とされ世界文化遺産にも登録されているフランス・パリにあるノートルダム大聖堂の一般公開が再開した。2019年の火災で壊滅的な被害を受けたノートルダム大聖堂。あれから5年8か月、再建工事はほぼ完了。一般公開の前日には再開を祝う式典が開かれた。フランス・マクロン大統領は「大聖堂を救い、再建してくれたすべての人々に感謝の意を表す」と述べた。式典には英国・ウィリアム皇太子やイタリア・メローニ首相、ウクライナ・ゼレンスキー大統領など約40人の外国の首脳らが出席。更に米国・トランプ次期大統領も出席。大統領選後初めての外遊となる。マクロン大統領とともに最前列の席に並んで座り、会話する場面も。式典前に先立って行われた記念撮影では「世界は今、少し狂乱状態のように思える。それについて話そうと思う」と発言。トランプ次期大統領はウクライナ支援に消極的とされる中ゼレンスキー大統領を交えた3者会談も行った。ただ来月20日のトランプ氏の大統領就任が迫る中、欧米の足並みがそろうかどうかは不透明な状況。