日本銀行はきょうから金融政策決定会合を開き、追加利上げを行う方向で検討する。今回の利上げ判断にあたり重視する要素のうち、今年の賃上げの動向については年始の企業トップらの前向きな発言などから、去年に続く好調な賃上げが期待できると判断している。直前まで見極めていたのは、アメリカのトランプ大統領が打ち出す政策の影響だった。就任初日に各国への関税引き上げを実行せず、金融市場に安心感が広がった。日銀は、追加の利上げに向けた環境が整ったと判断し、政策金利を0.5%に引き上げを検討する。政策金利が0.5%になれば約16年ぶりとのこと。