アメリカのトランプ大統領は14日、記者団に対しアメリカに輸入される自動車に4月2日ごろから関税を課すことを検討していると表明した。対象となる国や関税率などは明らかにしていないがすべての国が対象になればアメリカに自動車を多く輸出する日本も打撃を受ける可能性がある。トランプ大統領が表明している輸入車への関税が実際に発動され、すべての国が対象になれば、アメリカに自動車を多く輸出する日本も打撃を受ける可能性がある。日本自動車工業会によると、日本からアメリカには一昨年1年間で148万台の自動車が輸出されている。トランプ大統領はこれまで、不当に安価な輸入車が流入していることで国内の自動車産業が打撃を受けているなどとして、自動車への関税措置を導入する方針を繰り返し示している。13日には貿易相手国が高い関税を課している場合、その国からの輸入品に対する関税を同じ水準に引き上げる相互関税の導入を検討するよう指示する文書に署名した。