高知市の初月小学校で行われた今日の授業には伝統野菜の復活に携わってきた農家の熊澤秀治さんが講師を務め、およそ110人の児童が参加した。「初月(みかづき)ナス」は昭和30年代まで県内各地で栽培されたが、その後生産が途絶え絶滅が危惧されていた。熊澤さんは別の伝統野菜を調べる中で「初月ナス」の存在を知り、農産物の種子を保存している遺伝子の銀行「ジーンバンク」から種を取り寄せ、この学校の児童とともに復活させたことを説明した。児童たちは来週この学校の畑に「初月ナス」の苗を植え収穫までの作業を学ぶことになっている。