ロシアによる侵攻が続くウクライナを巡って、今週、ヨーロッパではウクライナへの関与を強めようという国際会議が続く。もともとロシア、中国、インド、南アフリカ、インド、ブラジルの5か国だったBRICSはロシア政府によると、ことしからイランやUAE、エジプト、エチオピア。サウジアラビアも加盟して10か国に拡大し、今や世界の総人口の45%、GDPは世界の28%、原油生産量は44%を占めている。一方、欧米側は先週、ウクライナ・ゼレンスキー大統領を第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦の記念式典に招待。今週はG7の首脳会議や、ウクライナが提唱する和平案を巡る国際会議も開かれる。この国際会議に参加しないロシアは、同じく欠席する方針を表明した中国に対し、今回の会議に合わせて謝意を示し、結束を強調した。ロシア外務省などが立ち上げたBRICSの専門家会議のトップは、欧米に対抗していく考えを示している。