SMBC日興セキュリティーズ・アメリカの井野口志保さんに話を聞く。株価は小動きの展開、セクターでは一般消費財などの上昇が目立っている、朝方の消費者物価指数が市場予想通りの結果となり、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁もインフレは正しい方向に進んでいるとの見方を示していて市場では12月の利下げ観測が強まっているとのこと。また10月消費者物価指数について、総合指数は前月比プラス0.2%、コア指数はプラス0.3%となった、食品価格の伸びは鈍化したが、住居費や中古車価格は前月から伸びが加速していて、特に中古車価格はプラス2.7%となったが、これは中古車にとって不利な季節要因が影響したとみられる、秋はディーラーが新モデルを見越し在庫を整理する傾向があると言われており、旧モデルが値下げで中古車需要のプラスにつながると考えられ、一時的なものとなる可能性がある。今回のCPIを受け、市場では依然として12月FOMCでは0.25%の利下げが優勢だが住居費の高止まりなどサービスインフレの根強さも残るため、あす予定されているパウエルFRB議長の発言内容に注目が集まりそうとのこと。